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日本:失踪実習生3人に2人が最低賃金を下回る 野党、聴取票2892枚集計
野党が、書き写した聴取票から時給を計算したところ、千九百三十九人(67・0%)が一六年の全国最低賃金(七百十四円)を下回った。野党は、回答した失踪者の多くは一六年に働いており、賃金を含む過酷な労働環境に耐えかねて失踪したとみている。失踪の動機では「危険」「指導が厳しい」「セクハラがあった」などの回答もあった。法務省は、最低賃金以下の低賃金を失踪の動機として挙げた失踪者は二十二人と説明している。野党の集計では、二百九十二人(10・1%)が、月の残業時間が八十時間以上の「過労死ライン」を上回っていた。暴力を理由に失踪した人は百三十九人(4・8%)。平均月収は約十万八千円だった。