"チップ供給に影響する米中技術戦争"-2023年3月13日-

米国と中国が、技術開発をリードしようと技術戦争を始めている...

米国商務省が作成したブラックリストには、「ロシアの軍事・防衛産業基盤への貢献、中華人民共和国の軍事近代化の支援、ミャンマーや中華人民共和国での人権侵害の助長・参加」を認めているとする企業リストが公開されている...

しかし、米国が築こうとしているネットワークは、オランダに限ったことではない。ドイツのZEISS社は、この装置に必要な光学素子や、発光源からマスクに光を運ぶ反射鏡の製造を担っている。 また、リソグラフィマシンの光学装置が必要な公差内で動作することを保証するセンサーやアクチュエーターも製造している。

日本もこの状況に巻き込まれており、キヤノン社やニコン社はすでにASMLのレースから撤退しているが、日本に関してはまだ言いたいことがたくさんある。実は、工場でASMLの機械と共存している装置の多くは、日本製なのだ。

米国と中国の技術戦争ではあるが、半導体生産には他にも必要な要素が世界中に散らばっているため、その波及効果は非常に大きいというのが現実だ...