EU:欧州委員会、デジタルサービス法(DSA)の透明性義務違反でX社に1億2,000万ユーロの罰金
[Elon Musk’s X fined €120m by EU in first clash under new digital laws] 2025年12月5日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
イーロン・マスクが所有するSNSプラットフォーム「X」が、EUの新しいデジタル規制に違反したとして1億2,000万ユーロ(約105億円)の罰金を科された。今回の決定は、2023年に施行されたSNSや巨大テック企業向けの新法「デジタルサービス法(DSA)」に基づく、同社への初の制裁となる。[...]
この違反認定により、欧州委員会は、イーロン・マスクや、場合によってはドナルド・トランプとも対立関係に入る可能性があると指摘されている。
今回の違反は2年間にわたり調査されてきたもので、その内容には、ユーザーに付与される「ブルーチェック(認証バッジ)」が誤解を招く形で運用されていたことや、広告に関する透明性が欠如していたことが含まれる。
DSAでは、違法な詐欺広告や偽広告、選挙に関係する組織的な情報操作を防ぐため、テック企業が広告主の公開リストを提供する義務があると定めている。
さらにEUは、Xが専門機関に対し、公開データへの必要なアクセスを提供していなかったと判断した。こうした専門家は、政治関連コンテンツなどのセンシティブな領域で、誤情報や操作行為を監視する役割を担っているため、この義務違反は社会にとって重要な監視機能を妨げる深刻な問題とされている。[...]
欧州委員会は金曜日、Xがデジタルサービス法(DSA)で定められた透明性義務に違反していたことを確認したと発表した。これは、SNSや大手テックプラットフォーム上のコンテンツを規制するこれらの法律が2023年に施行されて以来、同社に対して下された初めての判断である。[...]
世界初の兆万長者になる可能性があるとされるイーロン・マスクには、90日以内にこの決定に対応するための「アクションプラン」を提出する義務がある。ただし最終的には、この決定に対しEU司法裁判所に異議申し立て(上訴)する自由もある。過去にはアップルなど他の企業も同様のプロセスを経ている。
X社にはコメントを求めている。EU側は、すでに同社に対して今回の決定を通知済みだとしている。