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記事

2022年8月9日

著者:
DAKE KANG, VICTORIA MILKO and LORI HINNANT - AP

ミャンマー:78社がレアアースのサプライチェーンに関与している一方、人権デューディリジェンスが不十分であることが調査により判明;企業回答を含む

['The Sacrifice Zone': Myanmar bears cost of green energy] 2022年8月9日

[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]

レアアースは、ハードディスクや携帯電話、エレベーターや電車など、地球上のほぼ全て人々の生活に浸透している。 [...] その一方で、AP通信の調査により、このレアアースの幅広い使用の裏には、業界の闇が隠されていることが判明した。その代償として、環境破壊、村人からの土地の強奪、そして少なくともミャンマーの秘密軍事政権に関連するものを含む残酷な民兵組織への資金流入が行われている。グリーンエネルギーとともにレアアースの需要が高まるにつれ、このような不正使用はますます増加することが予想される。

AP通信の調査では、数十件のインタビュー、税関データ、企業記録、中国の学術論文に加え、環境NPOグローバル・ウィットネスが収集した衛星画像や地質分析から、ミャンマー産レアアースと78社のサプライチェーンの関連性が判明した。

全体の約3分の1の企業から回答を得ることができた。そのうちフォルクスワーゲンを含めた約3分の2の企業は、レアアースに関してデューデリジェンスを行っていると回答したが、調達先については明言を避けた。ほぼ全ての企業からは、環境保護と人権に配慮しているという回答が得られた。

レアアースのサプライチェーンを監査しているという企業もあれば、監査していない、あるいはサプライヤーの自己評価のみを義務付けているという企業も存在した。GMは、「レアアース重金属のリスク」を理解しており、近々アメリカのサプライヤーから調達を行うと述べている。

テスラは再三のコメント要請に応じなかった。メルセデスはより詳細な情報を得るためにサプライヤーに問い合わせを行ったと述べている。Appleはレアアースの大半は再利用されており、ミャンマー産のものは一切確認できなかったと主張しているものの、専門家によると一般的にはこの主張を証明する方法はないとのことだ。

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世界的自動車メーカーのうち、GM、フォルクスワーゲン、メルセデスは、サプライヤーが行動規範とデューデリジェンスを遵守することを期待していると述べ、メルセデスは、重レアアースを使用しない新しいモーターを設計中であると付け加えた。フォードは、サプライヤーに対して監査を行い、調達先を明らかにするよう要請していると述べた。

ヒョンデはミャンマー産のレアアースの使用を否定し、ステランティスは「我々が把握している限り、レアアースのサプライチェーンは中国事業に限定されている」と述べた。ボッシュ、ブローゼ、日本電産など一部の自動車部品メーカーも、自社の部品にミャンマー産のレアアースが含まれていないことを磁石会社に確認したと述べた。また、コンチネンタルAGやボルグワーナーなどは、サプライヤーが自社の行動規範を遵守することを期待していると述べた。 [...]

電子機器大手のうちサムスンは、人権侵害や環境破壊を容認しないと主張した一方で、サプライヤーに関する他の具体的な質問には回答しなかった。東芝、パナソニック、日立製作所はサプライヤーについてコメントしなかったが、人権侵害を行っている企業との取引は停止することを表明している。

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