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記事

2020年1月20日

著者:
Kyoto Shimbun,
著者:
京都新聞

日本:新国立建設でホームレス、高齢者が立ち退き

「新国立」建設で立ち退き、暮らし壊された「五輪だから、何でも通るのか」2020年1月9日 

国立競技場のオープニングイベントがあった昨年12月21日夕。競技場前の路上で、市民団体「反五輪の会」メンバーで芸術家のいちむらみさこ(48)が、声をからした。五輪の問題点などを記したちらしを競技場に向かう列に差し出すが、受け取る人は少ない。

国立競技場を含む一帯は再開発が進み、明治公園にいたホームレスは居場所を失った。都営団地は建設資材の置き場所などのために取り壊され、約230世帯が立ち退きを余儀なくされた。住民同士で支え合って暮らしてきた高齢者にとっては死活問題で、いちむらは「五輪だから、と何でもまかり通るのか」と疑問を拭えない。

絶大な発信力を誇る世界最大のスポーツの祭典は少数意見を排除し、偏った全体主義に陥る危険性をはらむ。… 

合意なき決定-。猛暑対策を理由に突如、浮上した東京五輪のマラソンと競歩の開催地変更は、国際オリンピック委員会(IOC)の強権で札幌での開催が決まった。「議論しようと言っていない」。昨年11月のIOCと東京都、大会組織委員会、政府の4者協議でコーツIOC調整委員長が発した結論ありきの一言が、全てを象徴していた。… 

… 「祝賀ムードや大きなスケールであおっていろんな声を封じ込めている。そんな国家イベントであるオリンピックって何ですか」。いちむらの問いかけは重い。