アジア: Covid-19の経済的影響により、地域全体の衣料品労働者に対する現代奴隷制の脅威が高まる
[日本語翻訳記事提供: 経済人コー円卓会議日本委員会]
「コロナウィルスがアジアの衣料品労働者に現代奴隷制の脅威を煽る」2020年9月4日
アジアの製造拠点における現代奴隷制のリスクは急増しており、新型コロナウィルスの経済的影響、労働権侵害の増加、法執行の不備により、さらに悪化する傾向にある、というグローバル指標が金曜日にしめされました。
インドとバングラディシュが初めて「極度にリスクがある」カテゴリーに分類され、奴隷労働のリスクがもっとも高い32か国のグループに中国とミャンマーが加わりました…
COVID-19のパンデミックにより店舗が閉鎖され、注文がキャンセルされたことにより、3月から5月にかけて世界のファッションブランを提供する衣料品労働者は、最大58億ドルの賃金を失った、とClean Clothes Campaign(縫製業界で最大の労働組合と非政府組織の同盟)圧力団体は先月、述べました。
…解雇された労働者は搾取的な仕事に転向する可能性が高い、あるいは、失った収入を補填するために子供を働かせるかもしれない、と業界の専門家は言います。
「同じ仕事でも、条件はより搾取的になった」インダストリオールグローバルユニオンの南アジア地域記者であるApoorva Kaiwar氏は述べています…
出張制限とCOVID-19の広がりを減らすための措置により、企業が監査を実施してサプライチェーンの倫理的な作業慣行を確認することが困難になっていることを、企業がリスクを特定するのを助けることを目的とするslavery index(奴隷制指数)はさし示しています。