東南アジア:国際法律家委員会とビジネスと人権リソースセンターがASEANにおける労働者の結社の自由に関する新ガイダンスを発表
[ICJ and BHRRC launch innovative Guidance on Freedom of Association of Workers in ASEAN region] 2021年11月15日
東南アジアにおける労働者の権利の尊重を向上させるために、国際法律家委員会(International Commission of Jurists、ICJ)は、ビジネスと人権リソースセンターと共同で、ASEANにおける労働者の結社の自由に関するガイダンスを新たに発表した。
発表は、平和的集会及び結社の自由に対する権利に関する特別報告者であるクレマン・ヴール氏を迎えて、バーチャルイベントで行われる予定である。
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市民社会と人権擁護者は、権利の主張や人権侵害に対する司法へのアクセスを支援する手段として、このガイダンスを利用することができる。
「ASEAN地域の労働者は、制約的で人権侵害を構成する法律、政策、プラクティスにより、彼らの結社の自由に対する権利を行使する上で、深刻な問題に直面している。新しいガイダンスは、ASEANの全ての環境にある全ての労働者に対して、結社の自由に対する権利が現実的であることを確保するため、様々なステークホルダーに実用的なガイダンスを提供する」と、ICJシニア・リーガル・アドバイザー兼国連代表のリビオ・ズィリ氏は述べた。
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ASEANにおける労働者の結社の自由に関するガイダンスは、11月15日のバーチャルイベントで発表される。
このイベントは、ICJシニア・リーガル・アドバイザー兼国連代表のリビオ・ズィリ氏がモデレーターを務める。ICJリーガル・コンサルタントのダロン・タン氏、ビジネスと人権リソースセンター東南アジア・リサーチャー&代表のポチョイ・ラボグ氏がガイダンスの原則とガイドラインを紹介する。
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ASEANにおける労働者の結社の自由に関するガイダンスの全文(英語)は、こちらから。
ガイダンスは、タイ語、ビルマ語、バハサ・インドネシア語、バハサ・マレーシア語、クメール語、タガログ語、ラオス語、ベトナム語でも読むことができる。