インド:印パ対立激化の懸念がロックダウンと失業への恐れを招き、出稼ぎ労働者の流出を引き起こす
[War tensions trigger migration: Daily wagers flee Ludhiana for safety back home] 2025年5月11日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
インドとパキスタンの緊張が高まる中、特に日雇い労働者を中心とした多くの出稼ぎ労働者がルディヤーナーを離れ、故郷へと戻り始めた。ビハール州バイシャリ地区出身の工場労働者ラジュ・パスワン氏は、攻撃の映像を見た故郷の家族から繰り返し電話がかかってきて帰郷するように頼まれたため、帰る決断をしたと語る。ビッキーと名乗る別の出稼ぎ労働者は、職場の上司に報告することなく、生まれ故郷のビハール州に向かった。多くの同僚が帰郷するのを見て、自分もそれに倣うことにしたという。この戦争のような状況は、多くの同僚がロックダウン中に歩いて帰らざるを得なかったコロナ禍を思い出させると彼は付け加えた。 Akhil Bhartiya Mazdoor Councilのラジ・シン・ラジプート会長によると、多くの労働者は戦争のような状況と州内の様々な場所での停電に恐怖を感じたという。[...] また、多くの人が一斉に帰郷を始めたため、ビハール州行きのバス運賃の高騰につながった。
[...]
当局は労働者に帰郷しないよう頼んだが、多くの人は様々な理由で出発した。労働者宿舎に住み、日雇いで生活している彼らは、コロナ禍のようなロックダウンになれば、食料も住むところもなくなるのではないかと恐れていた。また、緊張状態のため、しばらくの間仕事がなくなるのではないかという不安も抱えていた。