2022年7月、市民社会組織のiLaw、 デジタルリーチ、 シチズンラボが発表した共同調査によると、民主化運動の重要人物を中心とする30人以上のタイの活動家や反体制派が、2020年10月から2021年11月にかけて、NSOグループが開発したスパイウェア「ペガサス」の標的となっていたことが判明した。調査結果によると、タイの反体制派が標的となった原因は、ネット上での活動の監視、抗議活動の監視、そして抗議活動の資金源に関する情報の収集の3つであった可能性が挙げられる。

ワシントンポスト紙はNSOグループに対してタイでの事業についてコメントを求めた。NSOは、同社に対する主張の検証可能性に関して簡潔なコメントを出すにとどめた。