中国:労働者虐待の疑いのある船舶の4分の1が中国船籍であることが報告書で判明
[China leads list of labor abusers, sometimes akin to slavery, detected on fishing vessels worldwide] 2023年11月15日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
ファイナンシャル・トランスペアレンシー・コーアリション(Financial Transparency Coalition)の調査によると、[...] 労働者虐待の疑いのある船舶の4分の1が中国船籍であることが判明した。中国の遠洋船団は、伝統的に一国の管轄権を超えた無法地帯である公海上での漁業を独占している。ロシア、スペイン、タイ、台湾、韓国の船舶も漁師への虐待で告発されている。
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報告書は、中国企業のZheJiang Hairong Ocean Fisheries Co.とPingtan Marine Enterprisesを最悪の違反者として特定し、それぞれ10隻と7隻の船舶で人権侵害が起きていると告発した。 3社目に特定された国営企業であるChina National Fisheries Corp.については5隻を所有している。
AP通信のコメント要請に応じた企業はなかった。しかし、ZheJiang Hairong Ocean Fisheries Co.は昨年、国営紙のFujian Dailyに宛てた声明で、後に報告書のリストに掲載される船舶10隻のうち所有権があるのは5隻だけだと主張した。Pingtan Marine Enterprisesは昨年、違法漁業と労働虐待の疑いでバイデン政権から制裁を受け、その後同社株はニューヨーク証券取引所から上場廃止となった。
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