日本:そごう・西武労組、米投資ファンドへの売却をめぐりストライキを通達
[Sogo & Seibu labor union plans strike over possible sale] 2023年8月28日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
そごう・西武の労働組合は月曜、売却に関連する意見の相違が依然として残っているため、百貨店の1店舗で働く組合員が木曜日にストライキを行うと会社側に通知した。親会社のセブン&アイ・ホールディングスはそごう・西武部門の米投資ファンドへの売却を31日に正式に決議したい意向。労組はこの日に決議を強行するならストライキを実行する。ストライキが実施されれば、日本の百貨店業界では約60年ぶりとなる。
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コンビニエンスストア「セブン-イレブン」を運営する親会社セブン&アイ・ホールディングスは、そごう・西武部門を米国に拠点を置く投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループに売却することを検討しており、労働組合はセブン&アイに対し、雇用の保証及びに、売却後も百貨店事業を継続するよう求めているが、労働組合は従業員との緊密なコミュニケーションが取れていないとして、セブン&アイの対応に不満を抱いている。
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セブン&アイは取引を急いでいるとみられ、木曜日に売却について最終決定を下す可能性があるとのメディア報道もあり、今回のストライキはそれを阻止する狙いがある。
経営者がそのような決定を下さないという明確な意見を示した場合、労働組合は木曜のストライキを中止する予定だ。
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