記事
日本:インドネシアの環境・人権活動家、処理水の太平洋への放出中止を求めて日本を起訴
[Indonesian activists sue Japan over Fukushima treated water release] 2024年2月23日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
インドネシアの環境・人権活動家のグループは、昨年夏に開始した、福島原子力発電所からの処理水の太平洋への放出中止を求め、日本を相手取って訴訟を起こした。
地元の環境団体Ekomarinのメンバーで原告の一人であるマーティン・ハディウィナタ氏は、処理水の放出は「インドネシアの生態系に直接影響を与えるだろう」と述べ、その水で汚染された海産物を摂取する人間にも危険をもたらすと主張した。
中央ジャカルタ地方裁判所に訴訟が提起された後、マーティン氏は記者会見で、インドネシア海域で捕獲されたり、日本から輸入された海産物が放射性物質に汚染されている疑いがあると述べ、いくつかの研究の概要のみを引用した。
[...]
国際原子力機関は、昨年8月に放出が始まって以来、初めての包括報告書の中で、日本の処理水の海洋放出は国際安全基準に合致していると述べた。