日本:ダイキン工業の製作所の周辺住民で血液検査をした人の3割がPFASの基準値を超えと発表;企業コメントを含む
[大阪PFAS汚染で血液検査 ダイキン工場より上流に住む人も「高い数値」 発生源は他にも?どこにでも?] 2024年8月22日
[記事の紹介文:ビジネスと人権リソースセンター]
大手空調メーカー「ダイキン工業」の淀川製作所周辺で発がん性の疑いがある有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、住民1190人の血液検査を実施したところ、3割が米国の基準値を超えたと発表された。
ダイキンは周辺のPFOA汚染については淀川製作所が原因の一つと認めているが、今回の調査では製作所から離れた地域でも基準値超えの人が出た。汚染源はごく一部しか特定できていないと指摘されている。
日本には、法的拘束力を持つPFAS濃度の基準値がない。
浄水場の水から国の暫定目標値を大幅に上回るPFASが検出された岡山県では先月、地元企業に1億円超の損害賠償が求められている。