日本:ワコールホールディングス、委託先の技能実習生への未払い残業代支払を支援へ;企業コメント含む
[Wacoal to pay foreign trainees’ unpaid OT from former employer] 2022年11月23日
[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
大手下着メーカーの株式会社ワコールホールディングスは、ベトナム人技能実習生が働いていた縫製会社が破産したことを受け、未払い残業代を支援することに決めた。
ワコールホールディングス(京都市)は、愛媛県西予市の縫製会社「小清水衣料工業株式会社」にパジャマの生産を委託していた。
技能実習生は、2019年から2022年10月まで同社で働いた20代から40代のベトナム人女性11人。
彼女たちの未払い賃金は、遅延損害金を含めて計約2700万円(19万1000ドル)に上る。
ワコールホールディングス広報担当は「小清水衣料の取引の詳細は分からないが、研修生への支援が必要と判断した」と話す。「このようなことは二度とあってはならないことであり、重く受け止めている。」
ワコールホールディングスは、人権尊重や法令遵守を定めた自社の「CSR調達ガイドライン」に基づき、資金援助を行う。
ワコールホールディングスのガイドラインに基づく支援は、今回が初めてとなる。 [...]
ワコールホールディングスによると、100%子会社の株式会社ワコールが2019年12月から2022年9月にかけて、大阪の外注先を通じて縫製会社に女性用パジャマ約3万5000着を発注したという。
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