日本:任天堂、従業員にハラスメントを行う顧客に対し、修理サービスの利用規定を更新
[Nintendo praised for new rules against customers who harass staff] 2022年11月12日
[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
任天堂は、カスタマーサービス規約を更新し、スタッフへの暴言や不当な要求をした顧客に対して修理や交換を拒否できるようにし、賞賛を浴びている。
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更新された規約の中で、任天堂は、顧客が脅迫したり、言葉で中傷したり、意図的に長時間電話をかけ続けたりした場合などには、製品の交換や修理を拒否する権利を有すると述べている。
任天堂の広報担当者は、「これまで誠実に対応してきたという評判から、顧客も理解してくれるだろうと判断した」と語った。
厚生労働省の担当者は、「一部の企業が毅然とした態度で臨むようになり、効果的である」と同社の取り組みを評価する。
しかし、セクハラや職場のいじめとは異なり、日本では顧客からのハラスメントに対する法的規制はない。また、労働省が2月にまとめた企業向けのガイドラインマニュアルにも記載されているが、ガイドラインに拘束力はない。
法的規制がないにもかかわらず、労働者が顧客と接する時間が長いサービス業の企業は、顧客からのハラスメントを防ぐために先進的な措置を取っている。
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