日本:外国人労働者の労災が13年連続で前年を上回り、技能実習・特定技能の死傷者の割合が高いと報告される
[増える外国人労働者の労災 あなたの職場は大丈夫?【Q&Aも】] 2025年6月1日
[記事の紹介文:ビジネスと人権リソースセンター]
仕事中に死亡やけがをした外国人労働者は去年、全国で6000人を超え、13年連続で前の年を上回ったことが厚生労働省のまとめでわかった。死傷者は前年より572人多かった。
労働災害の発生率は「日本人を含めた労働者全体」では1000人あたりの死傷者の割合が2.3だったのに対して「外国人」は2.71、在留資格別では「技能実習」が3.98、「特定技能」が3.91と高い割合でした。
業種別にみると、死傷した外国人労働者を「製造業」が2979人、「建設業」が1165人、「商業」が476人だった。
厚生労働省は「事故は経験が浅いことや、言語の問題やコミュニケーション不足により起きているとみられる。企業は、教材を活用した安全教育を徹底した上で、イラストなどを使ってしっかり現場での危険を伝えるようにしてほしい」と述べている。