日本:宝塚歌劇団、劇団員の自殺とみられる死亡について謝罪するも、補償については発表せず

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1954-11_Takarazuka-Revue_Kimi-no-Na-ha.jpg
[Takarazuka Revue: Japan theatre company sorry 'overworked' actress took her life] 2023年11月15日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
女性のみで構成される名門歌劇団の宝塚歌劇団は、過労が原因で自殺したと伝えられている若い女優の死に責任を感じていることを認めた。
宝塚歌劇団の幹部らは25歳の女性が「命を落とした」ことを謝罪したが、家族への補償については発表しなかった。
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会長と他の幹部2人は、今後同様のことが起こらないよう新たな措置を設けることを約束し、週あたりの公演数を8公演から9公演に減らす計画だ。
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主に弁護士で構成されている独立した調査チームは、「長時間活動と上級メンバーからのプレッシャーが組み合わさって、女性に心理的負担をかけた可能性は否定できない」とした。
女性の家族は会社に損害賠償を求めて訴訟を起こしている。女優の家族の弁護士は先週、過重労働と先輩によるいじめが「心身の健康を損なった」ため、自殺したと発表した。
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団員は業務委託契約で働いており、女性もその「フリーランス」の一人だった。 [...] フラーランスとして働く人は、労働法規制の対象になっていないことが多く、それらを発注する企業などには安全配慮義務がない。
しかし、女性は契約上、レッスンへの参加や自己の鍛錬などを求められており、遺族側の弁護士は「事実上の労働契約だった」と主張している。
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