日本:指を切断した技能実習生が組合と監理団体を安全配慮義務違反で提訴
[[深層追跡] 技能実習「安全徹底を」 右指切断で組合側を提訴] 2024年11月9日
[記事の紹介文:ビジネスと人権リソースセンター]
木材加工などを手がける「けせんプレカット事業協同組合」で、中国人技能実習生が機械に右手を挟まれて指を切断した。病院で指を縫合する緊急手術を受けたが、指先の感覚は今も戻っていない。男性は事故原因に組合と監理団体「協同組合大船渡水産加工」の安全配慮義務違反があったと主張し、組合と監理団体を提訴した。
組合の泉田十太郎代表理事は、仕事内容の説明がなかったとの指摘を否定し、安全配慮義務違反には当たらないなどと主張している。
厚生労働省によると、昨年の実習生の労災による1000人当たりの死傷者数は4・10人で、全労働者の2・36人を大幅に上回っている。