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日本:熱中症対策が、新たに事業者に義務付けられる
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6月1日から、厚生労働省は、労働者を熱中症から守るため、暑い環境での作業が見込まれる場合に適切な対策を取ることを企業に対して罰則付きで義務づけた。
具体的には熱中症の自覚症状や、そのおそれがある人を見つけた場合の連絡体制の整備、体を冷やして医療機関に搬送するといった重篤化を防ぐ手順の策定と、労働者への周知などだ。
2024年、全国の職場での熱中症による死傷者は、統計を取り始めてから最も多い1257人に上った。