レポート
日本:「猛暑のオリンピック建設現場 灼熱の過酷な労働環境」
ヒューマンライツ・ナウのモニタリングチームは、いくつかのオリンピックサイトを訪問し、状況を確認した結果、炎天下における作業が著しく過酷であること、労働者の人権上の配慮に欠ける深刻な懸念があること、それが死亡のリスクに直結するものであることを確認し、急遽本報告書をまとめることにしました。
厚生労働省の公式データでも2018年末までの間に、オリンピック建設関連で2名の労働者が死亡し、2019年8月にも炎天下に作業中の労働者が亡くなりました。ところが、組織委員会が労働環境改善に乗り出す動きはほとんど見られません。