日本:移住連、外国人に対する差別、排外主義、社会の分断と暴力をもたらしかねない週刊現代の記事を非難

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[「週刊現代」による悪質なフェイクニュース 中国人をターゲットにした差別記事に抗議します] 2024年09月10日
移住連は、9月4日付の週刊現代の記事(下記の<該当記事>)について抗議声明を発表し、週刊現代編集部へ送付しました。
<該当記事>
週刊現代2024.9.4
日本の介護保険がおいし過ぎる!「外国人“タダ乗り”」がとうとう介護保険サービスにも…いま増えている外国人利用者「日本語が全く話せない人も」
https://gendai.media/articles/-/136655
「このままでは日本が「中国人高齢者の“姥捨て山”に」…!海外の介護難民が日本に押し寄せる、介護保険の外国人「タダ乗り問題」の闇」
https://gendai.media/articles/136656/
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この記事は、「これまで納税や保険料の支払いが十分でない外国人が少ない滞在期間で高額な介護保険サービスを受けられてしまう。」とし、保育制度にも同様の問題があるとして、外国人に「付け入るスキを与える」制度に問題がある、という内容ですが、その大半が事実に基づかない、あるいは事実を曲解したフェイク記事であり、差別を拡散しかねないものとなっています。なお、主に中国人を誹謗中傷の標的にしているところも特徴です。
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こうやって作り上げられた「デマ」は、またたく間に拡散し、差別と排外主義、そして社会の分断と暴力をもたらします。
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私たちは、差別と分断をもたらしかねない週刊現代の記事に強く抗議し、謝罪と検証記事の掲載を求めます。