東南アジア:マレーシアのASEAN代表、ビジネスと人権の実施に当たりジェンダーの視点を取り入れるよう求める
[Asean urged to infuse gender lens in human rights agenda] 2025年6月30日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
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ASEANは、地域の包摂的な発展を確保するために、ビジネスと人権の課題にジェンダーの視点を取り入れる取り組みをさらに強化すべきである。
ASEAN政府間人権委員会マレーシア(AICHRマレーシア)代表であるエドモンド・ボン・タイ・スーン氏は、ASEANがジェンダー平等の促進において進展を遂げている一方で、地域の女性たちは依然として意思決定や経済活動への完全な参加を妨げる構造的な障壁に直面していると述べた。
「ビジネスと人権は単に貿易規制やガバナンスの問題にとどまらず、人々、特に女性や少女、そして意思決定の場からしばしば排除されてきた脆弱で周縁化されたコミュニティに属する人々に影響を与えるものである」とボン氏は「ASEANのビジネスと人権分野におけるジェンダーレンズ視点に関する地域ワークショップ」における挨拶で述べた。[...]
「これらの障壁は社会に深く根付いており、ビジネスの構造や慣行は一見ジェンダー中立であるように見えても、実際には不平等を助長し続けている」とも指摘した。[...]
さらにボン氏は、ASEANは国連ビジネスと人権に関する指導原則(UNGPs)などの国際基準に沿って、女性や少女が直面する現実を反映した枠組みを確保すべきであると述べた。
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同ワークショップは6月30日から7月1日までクアラルンプールで開催され、地域レベルでジェンダー視点の枠組みがジェンダーに基づく障壁への対応、構造的・文化的差別の解消、女性や少女の人権保護の強化にどのように役立つかを探ることを目的とした。
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