米国:労働組合の加入率が過去最低を記録;トランプ政権の規制緩和と労働保護の撤廃でさらに減少する見込み
[US labor union membership slips in 2024 to record low] 2025年2月3日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
米国の労働組合の加入率は昨年わずかに減少し過去最低を記録したと政府の報告書が発表し、ドナルド・トランプ大統領のホワイトハウス復帰により労働組合は新たな課題に直面している。
米労働統計局の年次発表によると、アメリカの労働者の約9.9%が労働組合に加入しており、2023年の10%から減少している。
プレスリリースで、米国の労働者総数1億4500万人のうち、1400万人強が労働組合に加入していることや、政府職員の労働組合加入率は民間セクターの労働者の5倍であることが報告された。
[...] アメリカの労働組合は、多くの製造業が海外に移転したり自動化されたり、国内の一部地域で組織化が困難になったりしたため、何十年も衰退している。
報告書は、労働組合に加入している労働者はそうでない労働者よりも高い賃金を得ており、非労働組合労働者の週平均賃金は組織労働者の85%だと指摘した。
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