英国:新報告書、移民の医療・介護従事者を雇う資格を付与されている200社近くが労働法違反をしていたと報告

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労働者権利センターの報告書は、英国の医療・介護セクターで働く移民ケアワーカーが直面している労働者の権利侵害に焦点を当てている。報告書の調査結果は、移民ケアワーカーへの21のインタビューと71のアンケート回答に基づいており、「Violation Tracker UK」の分析によって補足されている。
調査では、移民ケアワーカーが、不適切な労働時間(調査回答者の半数以上が勤務スケジュールに「不満」と回答)、低賃金(回答者は「経済的不安による士気低下の悪循環」を強調)、健康および安全違反、いじめ、差別などの労働者の権利侵害など、困難な労働条件に直面していることがわかった。
労働者は、雇用主からの報復を恐れて苦情を申し立てることができず、医療・介護従事者ビザの労働者は特に危険にさらされていると報告している。
報告書ではまた、最近労働法違反の記録がある少なくとも177社が英国政府からビザのスポンサーシップのライセンスを付与されていたことも判明した。