韓国:フィリピン移住労働者省、2022年以降に季節労働者として雇用されたフィリピン人から約150件の苦情を受けたと発表
[DMW logs 150 complaints from seasonal workers in South Korea] 2024年2月19日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター ]
移住労働者省(DMW)は月曜日、2022年以降に韓国での季節労働者制度に雇用されたフィリピン人から約150件の苦情を受けたと発表した。
この制度は、韓国の栽培・収穫の繁忙期における慢性的な労働力不足に対処するため、外国人農業就労のための短期の雇用を認めるもので、フィリピン人の派遣は2022年に始まった。
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「2022年に派遣が始まって以来、私たちは労働者から多くの苦情を受け取ってきた。ソウルの外国人事務所に登録された苦情は150件ほどだ」とカクダック氏は言う。
「[苦情の内容は]手数料の搾取、賃金からの法定控除などで、韓国とフィリピンの両方で人材紹介にブローカーや仲介業者が関与し、手数料や法外な金額を請求しているケースもある」と付け加えた。
カクダック氏によると、韓国では2年間に5件の身体的虐待、5件の医療事件、4件の自然死があったという。
これを受け、DMWは2024年1月、フィリピンと韓国の地方自治体間で直接取り決められる季節労働者派遣の一時停止を発表したと、カクダック氏は述べた。
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