韓国:造船所の下請け・移民労働者の安全上の盲点が報告される
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[Let’s stop dangerous work" The right of work suspension— how to address blind spots for migrant and subcontracted workers] 2024年10月10日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
韓国金属労組は関連規定と職場慣行を調査した上で、業務を中止する権利の現状と課題に関する報告書を発表した。
造船所の下請け従業員をはじめとする労働者が危険な業務を中止する権利を効果的に行使できない盲点について、懸念が提起されている。
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下請け労働者もまた、安全システムの改善に苦労している。下請け企業には独自の安全衛生対策を確立するキャパシティーがないことが多いが、下請け労働者は元請け企業の労働安全衛生委員会に参加することが認められていないため、彼らが危険要因に対して効果的に対応・検討する妨げとなっている。
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移民労働者が直面する安全問題も同様に深刻である。[...] 回答者の18.7%が、理解できない言語による訓練を受けたことがあると報告した。
現在、造船所では41か国からの労働者が働いている。組合幹部のA氏は「ある移民労働者が1.7メートルの高さから転落したが、意思疎通の壁があったため、事故の前に何があったのか聞くことができなかった。[...] カザフスタン人労働者はロシア人労働者とロシア語でコミュニケーションをとり、ロシア人労働者はインド人労働者に英語でメッセージを伝え、インド人労働者は翻訳アプリを使ってネパール人労働者に指示を出した」と嘆いている。