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日本:外国人労働者の労災による死傷者数が2024年に初めて6,000人を超える
[外国人労災、初の6千人超] 2025年11月30日
[記事の紹介文:ビジネスと人権リソースセンター]
厚生労働省の発表で、2024年に外国人労働者の労災による死傷者数が初めて6,000人を超えたことが分かった。2024年時点で外国人労働者は約230万人おり、このうち労災による死亡者および休業4日以上の負傷者は6,244人だった。在留資格別では、定住者や永住者・配偶者が2,283人、技能実習生が1,874人、特定技能が810人で、死亡者は39人と、2019年の統計開始以来、最多となっている。
死傷者数が3900人台だった19年以降、最多の更新が続いている。厚労省の担当者は「安全管理についての教育や、コミュニケーションが不十分なことが要因とみられる」と分析している。