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記事

2023年12月18日

著者:
Samindra Kunti, Forbes (USA)

カタール:W杯決勝から1年、警備員からはいまだにパスポート押収、賃金削減、転職妨害の訴えが続く

全てのタグを見る 申立

Shutterstock (purchased)

[Migrant workers endure Qatar's dark World Cup legacy] 2023年12月18日

[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]

ムハンマド(36歳)は、W杯後に減給され、転職できない状態にあると訴えた。「賃金の削減は、最も小さなものでもすぐに分かるほどの額で、残された選択肢は二つしかありません。その賃金を受け入れるか、受け入れなければ職を失うことになります。W杯が終了してから、働き口は減っているので他の職場に移ることさえできません。転職するなら、今の雇用主に約1200ドルを支払わなければなりませんが、その額は、この先5年間働き続けて得られる合計賃金に匹敵します。関係当局は違法だと言いますが、それが現実なのです。」

[…]

[ケルビンは]W杯期間中、メキシコチームが滞在していたホテルに勤務していた。W杯が終了すると、それまでより多く働いても少ない賃金しか得られなくなった。彼の賃金は50ドル減らされて490ドルになった。

決定に抗議することは現実離れした考えで、「追い出されるだけでしょう」と彼は言う。転職の希望も持つだけ無駄で、ケルビンの場合、今の雇用主に1000ドル以上支払わなければならないという。これは、カタールの法律では違法とされているが、労働者の賃金増加と社会的流動性を阻止するためのやり口としてまん延している。ムハンマドと同じく、ケルビンも雇用主にパスポートを押収されている。ケルビンやムハンマドの賃金が保護され、彼らが自由に転職できるのは、書類上だけなのである。

W杯が終わると、カタールはインフラへの多額の投資を止め、ホテルなどのホスピタリティ部門は減速し、労働市場の縮小につながっている。その結果、労働者は、パスポートの押収、賃金窃盗、異議なし証明書(NOC)の要求に抗議する上で弱い立場に置かれてしまうことが多くなっている。労働者が法的代理人を立てられることはめったになく、人権団体からの支援も限られている。

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「W杯がレガシーとして残したものは極めてシンプルです。多くの命が失われ、損なわれました。FIFAは何十億ドルも稼ぎ、権威主義国家の統制が敷かれた領域内では、組織として存在感を発揮できませんでした」と、FairSquareのNick McGeehanディレクターは言う。「ポジティブな側面を指摘する人もいますが、W杯の人的損失という悲劇に目を向ければ、それ以外のものはすべて取るに足りません。」

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