記事
ニュージーランド:タラナキ沖の深海採掘の影響を巡って、風力発電事業者と鉱業会社が対立
Photo credit: Shutterstock.
[Seabed mine could produce devastating sediment flows, panel told] 2025年10月28日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
タラナキ沖の海底を採掘するという物議を醸している計画を進めるオーストラリア資本の企業は、同じ海域での洋上風力発電所の建設が不可能になる可能性があるとの指摘を否定している。
国家環境保護庁(EPA)は、トランス・タスマン・リソーシズ社による海底採掘計画の迅速審査申請に関する提出資料を公開した。
資料によれば、二つの洋上風力発電の開発事業者(日英の洋上風力事業合弁会社JERA Nex bpと、デンマークの開発企業とニュージーランド・スーパー基金によるジョイントベンチャーであるタラナキ・オフショア・パートナーシップ)が、同申請に反対する旨を審査パネルに文書で提出している。[…]
これに対し、トランス・タスマン社は、洋上風力発電所は廃止後もインフラが残存し、そのことが当該地点での海底採掘を不可能にする、と主張している。[…]