ネパール:地域住民、JICAが資金協力をするナグドゥンガ・トンネル建設による飲料水および灌漑用水源への影響を申立てる
[Nepal’s Nagdhunga Tunnel Construction Project affected families file complaint with Japan International Cooperation Agency] 2025年8月7日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
カトマンズ北西部に所在するナグドゥンガ・トンネル建設プロジェクトの被害を受けた家族は、日本国際協力機構(JICA)に対し、当該プロジェクトが飲料水および灌漑用水源に与えた影響ならびに家屋および土地への損害について申立てた。被害者はこれらの影響がJICA「環境社会配慮ガイドライン」に反するものであると主張し、ガイドライン遵守状況の調査および被害を受けた家族への救済確保のための紛争解決の仲介を、ガイドライン審査官に求めた。
ナグドゥンガ・トンネル建設プロジェクトは、カトマンズのナグドゥンガと西方のダディン郡シスネ・コラを結ぶ延長2.68キロメートルの道路トンネルである。同プロジェクトは、ネパール政府がインフラ交通省道路局を通じて実施するものであり、JICAの融資支援を受けている。プロジェクトの目的は、幹線道路の交通渋滞を改善し、当該地域における交通インフラを強化することにある。
ナグドゥンガ=シスネ・コラ・トンネル影響地域飲料水消費者委員会は、カトマンズ市チャンドラギリ第2区の650世帯以上で構成されており、当該委員会がガイドライン遵守を確保する任務を負う審査官に対し、正式に申立てを行った。
[...] 同委員会は、2022年以来継続的に訴えてきたにもかかわらず、プロジェクト実施主体および国家当局が要求に応じなかったため、JICAネパール事務所に対し、要求への対応もしくは当局による対応の実現を求める申立を提出した。