ブラジル:大手大豆取引業者が、世界で最も成功してきた森林破壊ゼロ合意の一つから離脱を表明
Pexels
[Amazon deforestation may rise 30% as major traders exit historic soy pact] 2026年2月2日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権センター]
ブラジルで事業を展開する大手大豆取引業者は、1月初旬、世界で最も成功してきた森林破壊ゼロ合意の一つから離脱すると発表した。[...]
2008年以降に森林伐採された土地で生産された大豆を扱わないことを企業が自主的に約束してきた「大豆モラトリアム」は、約20年間にわたり森林保護に大きな役割を果たしてきたが、その事実上の終焉を告げたのが、ブラジル植物油産業協会(Abiove)である。カーギル、バンジ、アマジ、ADMといった世界最大級の大豆取引企業を代表するこの業界団体は、1月5日の声明で「大豆モラトリアム合意からの離脱に向けた交渉を開始した」と発表した。[...]
この決定の背景には、ブラジル最大の大豆生産州であるマットグロッソ州の新たな法律がある。この法律は1月1日に施行され、連邦法が求める基準を超える環境要件、例えば大豆モラトリアムのような取り組みを採用する企業に対して、州政府が税制優遇を停止できることを認めている。
マットグロッソ州の新法は、違法な森林伐採に対する連邦政府の取り締まり強化や、森林破壊ゼロ製品を求める国際市場からの圧力に対抗する形で、農家、牧畜業者、地方政治家らが主導する「反攻」の一環である。[...]
WWFのヴォイヴォディッチ氏によれば、ブラジルの大豆取引業者は、森林破壊ゼロ方針を採用しているカルフール、テスコ、ウォルマートといった大手国際小売業者との取引においても困難に直面する可能性があるという。さらに2026年末以降、EUに大豆由来製品を輸出する企業は「EU森林破壊防止規則(EUDR)」に従う必要があり、2020年以降に森林伐採された土地に由来する製品は輸入が禁止されることになる。[...]