日本:アマゾンの配達員、宅配物の増加を受けて高い賃金と個数の制限を求めて労働組合を結成
[Work conditions for delivery drivers seen as unsustainable] 2023年9月6日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
7月のうだるような暑い日、宅配便の運転手の大瀧孝洋さんは下請けの運送会社に、午前中の配達締め切りに間に合わないと初めて電話で告げた。
2021年で51歳になる大瀧さんは、アマゾン・ドット・コム社から荷物の配達を下請けする配送会社と業務委託契約を結んで働いている。
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その7月の朝、大瀧さんのスマートフォンのアマゾンのアプリには、96軒に配達する132個の荷物が表示されていた。
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配達員として働き始めた頃は一日に約100個の荷物だったが、2022 年の春からその数は増え始め、今では 200 個の荷物を配達しなければならない日もある。
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2022年9月、大瀧さんを含む配達員は労働組合を結成し、アマゾンおよび下請け業者と団体交渉を行った。労働組合は、より高い賃金と、配達できる程度の荷物の個数にするよう要求している。
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