日本:ダイキンの大阪府の製作所で、従業員が高濃度のPFOAを曝露していたことが報じられる
[ダイキン、従業員のPFOA曝露を初めて認める 通常の「500倍~5万倍」検出、住民向け説明では「健康被害ない」と詭弁] 2025年09月11日
ついにダイキン工業が、大阪府摂津市の淀川製作所で、従業員が高濃度のPFOAを曝露していたと認めた。国が公表した血中濃度の平均値の、500倍から5万倍に当たる。
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淀川製作所近くの地下水からは、2020年に国内最高値のPFOAが検出されている。環境省による全国調査の結果だ。[...]
京大の研究者や有志の医師による研究チームは2025年4月、労働衛生分野の科学誌『Industrial Health』に論文を発表し [...] PFOA工場の従業員3人に、呼吸機能が低下する「間質性肺疾患」の症状があると報告した。3人の共通点は、血中のPFOA濃度が極端に高いこと。そしてダイキン淀川製作所でPFOA製造に従事した経験があることだった。
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ダイキンの回答は次のとおりだ。
「現在、PFOAの人体への蓄積が健康に及ぼす影響については未解明な部分が多い中、弊社は、淀川製作所の周辺の住民の皆様との対話なども通じて、弊社としての対応の検討を続けています。...」
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米国では住民と水道局にPFOA汚染で訴えられ、2018年にダイキンが400万ドル(約4億4000万円)を支払うことで和解した。支払金は、PFOAを飲料水から除去する費用にも充てられた。