日本:旧ジャニーズ事務所の被害者団体、補償基準の透明性を高めるよう要求
[Johnny's abuse victims seek transparency on compensation criteria] 2024年1月17日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
故ジャニー喜多川氏の数十年にわたる性的虐待は広範にわたるため、誰に何が行われたのかを特定することが困難になっており、約1,000人が被害者であると主張している。
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被害者団体は補償基準の透明性を高めるよう要求した。彼らはまた、旧ジャニーズ事務所に対し、事務所に所属していた証明する書類がないという理由で請求を拒否するのではなく、彼らが耐えてきたと主張する内容に基づいて補償を与えるよう求めた。
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補償を拒否されたという数十人が被害者団体にアドバイスを求めている、と彼は付け加えた。
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事務所側は、一部の被害者が中傷を恐れてそのような情報を秘密にしてほしいと求めていることを理由に、支払い済みの賠償額やどのくらいが被害者に支払われるのかの例については公表しないことを決定したと発表した。
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しかし、被害者の中には正式な契約を結ぶ前に虐待を受けた人もいたため、タレント事務所との関係を証明するのは困難となっている。このような人々には、履歴書を提出した人やオーディションに参加した人も含まれている。
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[川井研一郎氏]は契約書に署名しなかったため、性的虐待を証明するのは困難だった。[...]事務所との関係を証明できなかったために請求が却下された人が他にもたくさんいると彼は強調した。
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被害者団体代理人の杉山和也弁護士は、被害者団体が賠償基準や被害者に支払った金額を明らかにしていないことを批判した。