インスタグラムがアルゴリズムを変更 パレスチナを支持するコンテンツを検閲により削除したとの非難を受け
[Instagram making changes to its algorithm after it was accused of censoring pro-Palestinian content] 2021年6月1日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
フェイスブックが所有するインスタグラムは、ガザ地区で武力衝突が続く中、パレスチナを支持するコンテンツをユーザーが閲覧できない状態となったことに対して一部社員から抗議の声が上がったのを受けて、アルゴリズムを変更した。ニュースサイトThe Vergeが同社に確認したところ、インスタグラムは通常、再投稿されたコンテンツよりオリジナルの投稿を優先させてストーリーに表示しているが、今後はどちらも同等に表示させていくとしている。
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フェイスブックの広報担当者は、The Vergeの取材に対し、今回の変更はパレスチナを支持するコンテンツをめぐる問題に対処するためだけではないとメールで回答した。ユーザーの関心が最も高いと思われる投稿を表示させるこれまでの方法では、フェイスブックが特定の見方や話題を封じ込めていると捉えられることが分かったためだという。「そうではない、ということをはっきりさせたいのです」と広報担当者は述べた。「この方法は、内容にかかわらず、ストーリーに再シェアされたすべての投稿に適用されていました」