オーストラリア: アダニ社の炭鉱を占拠し続けた先住民グループ、クイーンズランド州人権法の下での主張に成功;企業が見解を示す
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Cameron Laird
[Queensland police refuse to remove traditional owners occupying Adani’s coalmine site] 2021年10月2日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター ]
クイーンズランド州警察は、過去5週間にわたってアダニ社が所有するカーマイケル炭鉱の敷地を占拠している先住民族に対して「現時点では」彼らをこの地域から排除する意図はないことを伝えた。
炭鉱プロジェクトに反対するのは土地の伝統的所有者、Wangan族とJagalingan族で、彼らはアダニ社の鉱山用地内で文化的儀式を始めた。[...]
アダニ社は、このグループが「反化石燃料活動家」であり、「伝統的な活動を装って不法侵入している」と主張している。
鉱山現場の警察は土地の伝統的保有者である先住民に対し、2019年に制定されたクイーンズランド州人権法の規定に基づき、儀式を行う文化的権利を認めていることを伝えている。
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先住民は、「私たちは、文化的権利を守るために人権法を利用した最初のアボリジニであり、これからもそうしていくつもりである。」と述べている。
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[アダニ社のコメント]
「我々は、伝統的な土地の所有者がその伝統的な土地で、文化的な慣行や儀式を行うことを支持している。責任ある土地所有者として我々は、人々が当社の土地へのアクセスを希望する場合は、計画的かつ安全で、敬意を払った方法で実施できるよう、引き続き確保する。[...]しかし、我々の鉱山用地での犯罪行為は容認できない。[...]」