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ストーリー

2023年8月4日

オーストラリア: 研究論文、オセアニア移民労働者の権利と気候正義を両立させるべきと主張

Factory chimney smoke. Photo by: @veeterzy, via: Unsplash

『ネイチャー』誌に掲載された「果物収穫は気候正義ではない」と題する研究論文は、オセアニアの移民労働者の権利と気候正義を両立させる必要性を主張している。この論文では、オセアニア(ソロモン諸島、バヌアツ、キリバス、ツバルなど)からオーストラリア農業部門への短期的な労働移民が、オセアニアの気候変動問題に対する「解決策」の枠組みに入れられていると論じている。これは、オーストラリアの食糧安全保障を維持する上で、移民労働者が重要な役割を果たしている事実を軽視することにつながる。

論文では、気候変動に対する正義には、移民労働者の搾取と虐待を減らすための臨時的な労働制度の改革が必要であると主張している。また、オセアニアの労働者が行う送金は母国での気候変動への適応のための資金調達の方法であるとみなされていたり、気候変動によって引き起こされた出身国の問題に対する解決責任が彼らにあるとする言説を批判している。

論文では、オーストラリアで直面する労働権侵害について、オセアニアの労働者が発言する機会が増えていることについて言及しており、オーストラリアでの労働経験を「奴隷時代のようだった」と語るバヌアツの労働者の例を挙げている。他の労働者も、劣悪な生活や労働条件、賃金の変動といった多くの問題について証言している。

ツバルにおけるファレ・ピリ(「良き隣人であること」)の概念を生かすことで、労働者の権利と気候正義の両方に対して、より大きな支援が促進できると同論文は主張している。そのためには、労働者を「技能を持たない安価な移民労働者」という人種差別的な枠組に当てはめるのではなく、労働者の主体性、知識、政治的主体性を認める方向へと転換することが不可欠である。