オーストラリア:金融労組、コモンウェルス銀行が従業員の位置情報追跡データに関する透明性の確保などを拒否していると指摘;企業コメントを含む
[CBA faces union fight over 'Big Brother' staff tracking] 2026年8月6日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権センター]
コモンウェルス銀行(CBA)で、従業員のオフィス内での位置情報や、在宅勤務中にパソコンから離れている時間、Teams会議への参加状況などを把握できるシステムをめぐり、労働組合との対立が生じている。
金融部門労働組合(Finance Sector Union:FSU)は、CBAの従業員3万5,000人を対象とする新たな労働協約の交渉において、職場における監視を主要な争点の一つとしている。この協約は、金融業界にとどまらず、ホワイトカラー職場の監視のあり方に影響を与える可能性がある。[...]
FSUは、AIの活用によって企業が従業員を監視する能力が急速に高まっていると警告し、監視技術の使用を「労働者および一般市民の安全確保に必要な場合」に限定するようCBAに求めている。
特に問題となっているのが、CBA専用アプリ「Navigate」だ。従業員はオフィスへの入館証として自身のスマートフォンにこのアプリをダウンロードする必要があり、銀行側はアプリを通じて従業員が建物内のどこにいるかを把握できる。
CBAでIT関連業務に携わり、従業員の行動が監視される実態を直接目にしてきたという従業員によると、このアプリは在宅勤務中に自宅のBluetooth機器に接続できる機能を持つという。[...]
FSUのジュリア・アングリサーノ全国書記長は、新たな労働協約をめぐる交渉において、業務データの収集・保存に関する透明性の確保など、監視に関する労組側の「常識的な要求」をCBAが拒否していると批判した。[...]
これに対し、CBAの広報担当者は、「CBAは、適用される法律・規制・コンプライアンス上の義務に従い、従業員に関する情報とテクノロジーを責任ある形で管理することに取り組んでいる」とコメントした。[...]