ギリシャ:議会、ジャーナリストを不当な訴訟から保護する「反SLAPP法」を可決
[Greece: IPI welcomes strong anti-SLAPP law as welcome boost for press freedom]2026年8月6日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権センター]
ギリシャ議会は7月31日、ジャーナリストや市民活動家による公益に関わる発言・活動を萎縮させることを目的に、訴訟を圧力の手段として利用する「SLAPP(公的参加を排除するための戦略的訴訟)」からメディアやジャーナリストを保護する新たな反SLAPP法を可決した。
これにより、ギリシャはEUの反SLAPP指令(2024年成立)をいち早く国内法化した国の一つとなった。EU指令が主に国境を越えるSLAPPを対象としているのに対し、ギリシャの新法は国内で提起されたSLAPPについても保護の対象としており、EU指令が求める最低基準を上回る内容となっている。[...]
報道の自由を擁護する国際組織International Press Institute(IPI)は新法の可決を歓迎し、新民主主義党政権の報道の自由に関する取り組みにおける前向きな成果であると評価した。また、公益を目的とする報道活動を法的に保護する環境の強化につながるとしている。
[...]新法には、国際的な報道の自由を擁護する団体やギリシャ国内のジャーナリスト団体が求めてきた複数の措置が盛り込まれている。具体的には、不当な訴訟を早期に却下できる仕組みのほか、恫喝的な訴訟を提起した原告に訴訟費用を負担させることができる規定などが含まれる。[...]
[...]さらに、新法は即時適用される。すでにギリシャ国内で不当な訴訟を起こされているジャーナリストも、第一審・控訴審のいずれの段階にあるかを問わず、新たな保護措置を利用できる。[...]