ハンガリー:中国電気自動車大手BYDのセゲド工場建設現場で4か月間に3件の事故、2人死亡・1人重傷;企業コメントを含む
[Worker Dies at BYD Hungary Plant Construction Site, Second in 4 Months] 2026年6月21日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権センター]
中国の電気自動車(EV)大手BYDがハンガリー南部セゲド市で建設を進める欧州初の完成車工場でまた作業員1人が死亡した。今年に入り2人目の死亡事故であり、同建設現場の労働・安全環境への懸念が高まっている。
チョングラード・チャナード県警によると、今回の事故は建設現場で走行中のトラックが中国人作業員をはねて死亡させたものだ。
現場を走行していたトラックはホイールローダーの脇で停止した後、ホイールローダーの運転手が進行可能の合図を送ったため発進した。しかし、その際に作業員が両車両の間に入ったため、トラックにはねられたという。
救急車と救助ヘリコプターが出動したが、作業員の命は救えなかった。警察は死亡交通事故の疑いで捜査を開始した。
BYDは今回の死亡事故について「深い衝撃を受けている」とし、遺族への哀悼の意を示したうえで、原因究明に向けて当局に全面的に協力していると述べた。
なお、工場の建設はBYDが直接手がけているのではなく、元請けのAE Industry Hungary Kft.および複数の下請け企業が担当している。
この建設現場では、今年2月中旬にも、荷役・クレーン作業中の事故で作業員1人が死亡している。
当時、元請け企業AE Industry Hungary Kft.は、自社および下請け企業が当局の調査に協力しており、関係各社は法令と安全規則の順守に取り組んでいると説明した。一方、警察は、この事故について、死亡事故につながった業務上の過失危険行為の疑いで捜査を開始した。
さらに5月には、40代の中国人作業員がトラックに脚をひかれる事故が発生した。重傷を負ったものの命に別状はなく、救急当局によると容体は安定しているという。
ニューヨークに拠点を置く労働団体China Labor Watchは、この建設現場では長時間労働、賃金の未払い、不透明な賃金記録、ビザの不適切な利用など、組織的な労働権侵害が行われていると主張している。
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