バングラデシュ:最低賃金をめぐる抗議運動に関連して23,000人の縫製労働者が訴えられていると労働組合が証言
[23,000 garment workers sued for unrest over minimum wage: union leaders] 2023年11月15日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
最低賃金の決定をめぐる最近の騒動に関連して起こされた様々な訴訟で、約23,000人の縫製労働者が訴えられていることを労働組合幹部が明かした。
労働組合の国際組織インダストリオール・グローバルユニオンに加盟するインダストリオール・バングラデシュ協議会(IBC)のKutubuddin Ahmed氏は、「これまでのところ、ガジプール、ミルプール、サバル周辺地域で働く約23,000人の労働者が62件の訴訟で訴えられている」と話す。
同氏によると、訴訟に伴って、すでに100人以上の労働者が逮捕されているという。
デイリー・スター紙では、訴訟の件数、被告人の数、逮捕者の数をすぐに確認することはできなかった。
記者会見に臨んだIBCのAmirul Haque Amin会長は、逮捕された労働者を直ちに無条件で釈放するよう要求した。
同会長はまた、騒動によって負傷した労働者の治療と、死亡した労働者の遺族への補償を確実に行うよう、工場主に要請した。
IBCのBabul Akhter副会長は、工場側が騒動に参加した労働者のブラックリストを作成して彼らを罰するようなことがあれば、バイヤーと共に告訴することも辞さないとした。
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