ストーリー
フィリピン: アディダス納入工場の閉鎖により4,100人が失業
マクタン・アパレル社とファースト・グローリー・フィリピン社の2つの工場の閉鎖により、セブ島の輸出経済特区、マクタン輸出加工区(MEPZ)で約4100人の労働者が職を失った。両社は閉鎖の理由として生産コストと物流コストの高騰を挙げている。マクタン・アパレル社とファースト・グローリー社は、世界的ブランドのアディダスに製品を供給するスポーツシティ・インターナショナル複合企業体の傘下にある。労働団体パルティード・マンガガワは、一連の労働者解雇は労働者を失業という苦境に追いやるとして非難の声を挙げている。
関連メディアの報道によると、ヨーロッパ連合(EU)との自由貿易協定を理由に、とあるアパレルブランドは発注先をフィリピンからベトナムに変更しているという。これによりフィリピンの約6〜8千人の労働者が影響を受けている。
ビジネスと人権リソースセンターは、スポーツシティとアディダスに回答を求めた。両社の回答は以下の通り。