日本:奈良のメガソーラー建設現場で3度目の土砂流出、抜本的な対策が取られていないとして住民が事業者と工事請負業者を刑事告発
[「いつ大きな事故が起きてもおかしくない」奈良メガソーラー3度の土砂流出で住民がついに刑事告発] 2026年5月18日
奈良県平群町(へぐりちょう)のメガソーラー建設現場で4月、土砂流出事故が起きた。この1年半の間で3度目。下流域の住民らは5月11日、森林法違反で刑事告発状を地元警察署に提出した。
調整池や水路など防災施設の整備を先行させるという林地開発の許可条件が守られないまま、造成・建設工事が行われていたとしている。罰則が新設された改正森林法(今年4月施行)に基づく告発は初めて。
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4月16日、西脇洋貴・平群町長は平群のメガソーラー開発に資金を提供しているエンフィニティ・ジャパン株式会社の担当者2人にあてた「土砂流出事故への対策指示書」を出した。[...]「防災対策と現場管理に対する認識の欠如」を指摘したうえで、開発造成地の全域についての点検実施、対策を講じるよう求めた。
[...] 5月14日夜、平群町役場近くの総合文化センターで住民説明会が行われた。事業者らは冒頭、「過去に二度事故を起こし、その都度『もう二度とこういうことは起こしません』と言ってきながら発生させた。誠に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。
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下流域住民の女性が「... 過去2回の事故の時と説明が同じじゃないですか。不安を払拭する説明を聞いた気がしない」と発言。表面的な対策では不十分とする住民側が工事や対策について追及。事業者側が「改めて説明会を開き、現場も見てもらう。その間はパネル設置の工事を止める」と約束した。
住民らは事業者と工事を請け負っている3社を刑事告発
平群のメガソーラー造成・建設地の下流側に住む住民らは5月11日、地元の西和警察署に告発状を提出した。被告発人は、事業者の「協栄ソーラーステーション合同会社」(東京)と、工事の元請けの「東京産業株式会社」(東京)、その下請けの「東京電設サービス株式会社」(東京)、孫請けの「村本建設株式会社」(奈良)の計4社。また、住民らは同日、奈良県を訪れ、盛土規制法や森林法に基づく立ち入り検査や改善命令、工事中止命令などの発出を求めた。
住民らが問題視しているのは、土砂流出事故が2024年11月、2025年5月と続き、3回も発生している点。
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住民らは奈良県が下ろした林地開発許可そのものを問題視し、2023年8月、許可の取り消しを求める訴訟を起こした。[...]