米国:SNSが子どものメンタルヘルスに与える被害をめぐるテストケース訴訟、州裁判所レベルで初の本格審理開始
[Tech giants head to landmark US trial over social media addiction claims] 2026年1月27日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権センター]
[...] 2026年1月27日(火)、SNS依存によって子どもに精神的な健康被害が生じたとする訴えをめぐり、大手ソーシャルメディア企業(Meta、Snap、TikTok、YouTube)を相手取った一連の裁判がロサンゼルス上級裁判所で開始された。[...]米国内の多数の家庭が、これらのプラットフォームが子どもに被害を与えていると主張しており、本件には約350の家庭と250の学区から、合わせて約1,600人の原告が参加している。[...]
最初の裁判は6〜8週間続く見込みである。原告は19歳で、裁判資料ではイニシャルのKGMとして匿名で記載されている。[...]
この裁判は、同様の訴訟が数千件にのぼる中で実施される約22件の「ベルウェザー裁判(テストケース)」の最初の事例にあたる。ベルウェザー裁判は、陪審員の反応や判決の方向性を見極めるために先行して審理されるものである。これらの案件は、司法評議会調整手続き(JCCP)と呼ばれる枠組みのもとで一括調整されている。
MetaとSnapはコメント要請に応じていない。TikTokはコメントを控えるとした。
YouTubeの広報担当ホセ・カスタニェダ氏は、訴状の主張を「まったく事実ではない」と否定した。同氏は「若者に安全で健全な体験を提供することは常に当社の中核的な取り組みであり、若者には年齢に応じた体験を、保護者には強力な管理機能を備えたサービスと方針を整えている」と述べた。[...]
KGM氏の裁判開始予定の約1週間前、Snapは原告側弁護士と和解に達した。ただし同社は不正行為を否定しており[...]、他の訴訟では引き続き被告の立場にある。和解に際しSnapは、「本件を友好的に解決できたことを歓迎する」との声明を出した。
さらに審理開始前日の夜には、TikTokも原告と和解に達した。この結果、SnapとTikTokはいずれもKGM氏の案件から外れ、MetaとYouTubeが被告として審理に臨むことになった。[...]
なお、これとは別に、連邦裁判所レベルの一連の審理が6月にサンフランシスコで開始される予定であり、これは多地区訴訟(MDL)と呼ばれる手続きのもとで進められる。[...]