[Governments and Big Oil were first. The next wave of climate lawsuits will target banks and boards] 2021年11月11日

[ 英文和訳：ビジネスと人権リソースセンター ]

石油大手のロイヤル・ダッチ・シェル社を相手に、画期的な裁判で勝利を収めた運動家たちによると、金融機関や個人の取締役は、気候変動訴訟の次の対象になる可能性があるという。

[...] 環境運動団体・Friends of the Earthのオランダ支部であるMilieudefensieの弁護士のロジャー・コックス氏は、「私たちは国を相手に訴訟を起こし、成功を収めてきました。化石燃料企業に対する訴訟は成功できると示したため、次のステップは、これらの排出量や化石燃料プロジェクトを可能にしている金融機関に対しても訴訟を起こすことだ」と述べている。

「パリ協定の実現を進んで阻み続けているこれらの大手民間機関の取締役員は、数年後には直接的な責任規定の下で責任を負うことになるかもしれないとさえ思っている[...]」と、コックス氏は火曜日（11月9日）に述べた。

[...] この判決は、企業がパリ協定に沿った政策をとることを法的に義務づけられた史上初の事例であり、気候変動対策の重要な分岐点となった。

シェル者のスポークスパーソンは当時、判決に「失望した」と述べた。同社はその後、この判決を不服として控訴することを確認した。[...]