韓国&カンボジア:組合結成が理由とされるカンボジア縫製工場の不当解雇問題に対し、韓国大統領が介入を指示
[Korean President Urges His Govt to Act on Cambodia’s CIK Factory Labor Case] 2026年2月10日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権センター]
韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が、長年にわたり法廷で争われ、いまだ解決していない問題に関して、関係閣僚による対応を求め、救済を待ち続けてきた元縫製労働者の間に新たな希望が生まれている。
[...] 2026年2月10日、李大統領はカンボジアのCIK工場の事案について、同社が他社に買収される前に不当解雇があったとして、韓国の関係省庁に介入を求めた。同工場はGuess、DAIZ、Bonafitなどの大手国際ブランドに製品を供給しており、大統領はこの問題が韓国の海外での評判に影響を与えていると述べた。[...]
過去の報道によると、カンボジアのCIK労働者らは、妊娠中の従業員の解雇や短期契約を繰り返す慣行に抗議して労働組合を結成した後に解雇された。裁判所は彼らの解雇を不当と認定し、未払い賃金の支払いと職場復帰を命じる判決を下しているが、いまだ救済は実現していない。
[...] 2017年当時、工場で働いていたソー・チャンティア氏、ケウト・ソクニー氏、テップ・スレイノウン氏は、妊娠中の労働者の解雇が繰り返されていたことに対抗するため、CIKカンボジアで労働組合を結成した。
その結果、3人は解雇され、その後、労働省へ苦情申立てを行った。会社側は、受注減少に伴い人員削減が必要であったとして、ほぼ即時に行われた解雇は「必要な措置」であったと主張している。
[...] カンボジアの労働人権NGOである「セントラル(Center for Alliance of Labor and Human Rights)」のプログラムマネージャー、クン・タロ氏によれば、会社側は未払い賃金や訴訟費用を支払う資金がないと主張している。タロ氏は、この主張が事実かどうかはともかく、会社側は今後の協議でも資金不足を強調する可能性が高いと述べ、法的責任に対する会社側の認識は十分とは言えないと付け加えた。[...]
セントラルは、現在のMix & Match(旧CIK)の現オーナーであるリム・サンビン氏が未払い賃金および訴訟費用の合計107,877米ドルを支払うべきだとして、未払い額の算定書を韓国労働省に電子メールで送付した。リム氏の妻は、韓国の労働人権NGO「Korean House for International Solidarity」の代表者に対し、会社には3人の労働者に支払う資金がないと説明した。
同NGOはオーナーが効果的かつ迅速な救済措置を講じることを期待している。2024年に韓国の市民社会団体がCIK経営陣に対し裁判所の判決を履行するよう求めたが、経営陣はこれを無視したと報じられている。[...]