abusesaffiliationarrow-downarrow-leftarrow-rightarrow-upattack-typeburgerchevron-downchevron-leftchevron-rightchevron-upClock iconclosedeletedevelopment-povertydiscriminationdollardownloademailenvironmentexternal-linkfacebookfiltergenderglobegroupshealthC4067174-3DD9-4B9E-AD64-284FDAAE6338@1xinformation-outlineinformationinstagraminvestment-trade-globalisationissueslabourlanguagesShapeCombined Shapeline, chart, up, arrow, graphLinkedInlocationmap-pinminusnewsorganisationotheroverviewpluspreviewArtboard 185profilerefreshIconnewssearchsecurityPathStock downStock steadyStock uptagticktooltiptwitteruniversalityweb

コンテンツは以下の言語で利用可能です: English, français, 简体中文, 繁體中文

記事

2024年3月27日

著者:
RAID, AFREWATCH

コンゴ民主共和国:新報告書、コバルト採掘に伴う環境・生殖機能などの健康・社会への有害な影響を明らかに;企業コメントを含む

[New report exposes the environmental and human costs of DRC’s cobalt boom] 2024年3月27日

[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]

新たな報告書は、コンゴ民主共和国(DRC)でのコバルト採掘事業による有害な汚染が人間や環境に壊滅的な影響を及ぼしていることを明らかにした。同報告書の調査結果は、採掘事業を展開する多国籍企業がたびたび主張する「クリーン」で「持続可能」コバルトという文言に疑問を呈している。コバルトは、電気自動車の充電式バッテリーや再生可能エネルギー技術に欠かせない重要な原材料であり、大半がDRC南部のコッパー・コバルトベルトで調達される。

英国の企業監視団体RAIDとDRCを拠点に活動するAfrican Resources Watch(AFREWATCH)が執筆した、110ページに及ぶ画期的な報告書『Beneath the Green: A critical look at the cost of industrial cobalt mining in the DRC』には、DRCのコバルト産業の中心地コルウェジとその周辺に住む数十万人の国民の人権に影響を及ぼすコバルト採掘事業の環境インパクトについて、初めて詳細に調べた結果がまとめられている。水質汚染のインパクトに注目し、世界最大のコバルトと銅の鉱山の間近で生活する地域住民のクリーンで健康的で持続可能な環境への権利が日常的に脅かされていることを暴いている。

RAIDとAFREWATCHが訪問した地域住民は、有害な汚染により健康が害され、地域の生態系や農業に壊滅的な影響が出ていると述べた。現地の住民によると、清潔な飲料水はおろか、洗い物や衛生状態を保つために必要な水も十分になく、日々の生活では汚染された水を使うしかないという。インタビュー回答者の実に56%が、汚染によって女性や女児の婦人科・生殖器系の健康に影響が出ており、その結果、月経不順、泌尿生殖器感染症、流産の頻発、場合によっては先天性異常が起きていると答えた。10代などの若い女性が影響を受けるケースもますます増えているようだ。[...] 鉱業会社は、清潔な水の慢性的な不足を地元住民が懸念していることを認識しており、問題の緩和につなげるために掘削孔を作っている。