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記事

2022年3月3日

著者:
Kosei Fukao, Nikkei Asia

日本:トヨタ、制裁によるサプライチェーン寸断でロシアでの自動車生産を停止へ

[Toyota to halt Russia production Friday as sanctions cut supply chain] 2022年3月3日

[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]

トヨタ自動車は、対ロシア制裁の中で海外からの部品調達が困難になっているため、金曜日からロシアでの自動車生産を停止する。

トヨタはまた、サプライチェーンの混乱を理由に、ロシアへの自動車輸出を停止すると水曜日に発表した。

この声明は、先の日経新聞の報道を裏付けるものである。

「ウクライナとロシアで事業を行う企業として、この危機への対応で優先するのは、当社の全社員、小売店スタッフ、サプライチェーン・パートナーの安全を確保することだ」とトヨタは述べた。「また、世界の動向を注視しており、必要に応じて必要な決定を下す予定である。」

ロシアの自動車市場のリーダーであるトヨタは、ロシア西部のサンクトペテルブルク工場で昨年、スポーツ用多目的車「RAV4」やセダン「カムリ」など約8万台を生産している。同工場での生産は、約40%を輸入部品に依存している。

販売は、在庫がなくなるまで継続する予定。トヨタはロシアでのメンテナンスなどのサービスを継続する。

ウクライナ侵攻をきっかけにロシアを敬遠する企業が増えている中、トヨタの動きは注目される。

[...]

これらの決断は、風評リスクや制裁違反の可能性に対する懸念だけでなく、サプライチェーンのつながりが絶たれる中で、従来通りのビジネスを続けることがますます難しくなっていることを反映している。AP Moller MaerskやMSCなどの主要な海運会社は、ロシアとの間の運行をほぼ停止している。

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