日本:東京オリンピックの作曲家が辞任 過去の雑誌インタビューで障害者同級生をいじめていたことを告白
[Tokyo Olympic composer quits over bullying of disabled children] 2021年7月19日
[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター ]
音楽家の小山田圭吾氏は、過去に障害のある子供たちをいじめていたことを認め、月曜日に東京オリンピック開会式のクリエイティブ・チームを辞任した。
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オリンピック組織委員会は声明の中で、小山田氏の行為を「絶対に許容できない」と認識しながらも、同氏による謝罪と今後の大会を考慮して、小山田氏の留任を決定したと述べている。しかし、「この判断は間違っていた」とし、辞任を受け入れることを決定した。
また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の武藤敏郎CEOは、小山田氏は8月24日に開催されるパラリンピックの開会式にも参加しないと述べた。
小山田氏の辞任は、1990年代に出版された雑誌に掲載された、幼少期に同級生を含む人々をいじめていたことを告白したことが話題になったことによる。先週水曜日に小山田氏の就任が発表された後、数十年前の告白が表面化し、退任を求める声が高まっていた。
小山田は、1994年1月に発行された雑誌「ロッキンオンジャパン」と1995年8月に発行された雑誌「クイックジャパン」に掲載されたインタビュー記事で、障害のある同級生を「悔いなく」いじめていたという内容が正しく掲載されていたことを金曜日に認めた。
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ロッキング・オン・ジャパンの山崎洋一郎編集長も、小山田氏のインタビューを掲載したことについて、「モラルや誠意の観点から、間違ったことをしてしまった」と謝罪した。
問題の記事のために小山田氏にインタビューした山崎氏は、「被害者の皆様とそのご家族、そして記事を読んで不愉快な思いをされた方々に、深くお詫び申し上げる」と述べている。
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