マークス&スペンサー、新疆ウイグル自治区からの調達停止を公表 グローバルファッションブランドとして初 強制労働に対する行動を促す呼びかけに署名
「Statement: End Uyghur Forced Labour Coalition Welcomes Public Commitments by Marks & Spencer on Uyghur Forced Labour」2021年1月6日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
…英多国籍小売大手マークス&スペンサーは、中国・新疆ウイグル自治区での強制労働への関与が疑われるサプライヤーとの取引関係をすべて断ち、綿花から衣料品まで同自治区からのいかなる調達も禁じることを公式に発表した。同社は「ウイグル自治区の強制労働を終わらせるための連合(Coalition to End Uyghur Forced Labour)」による行動の呼びかけ(Call to Action)に署名。この呼びかけには、300を超える人権団体や市民団体が賛同している。
大手のグローバルファッションブランドを含む数々のブランドや小売業者が同連合の呼びかけに非公式に賛同しながらも公式な発表を控える中、マークス&スペンサーは、世界屈指のグローバル小売業者として初めて公式発表を行った…
世界で販売されている綿製品のうち5点に1点は、ウイグル族の強制労働によって生産されたものとみられる... 企業にとって、ウイグル族の強制労働への関与を断ち切るためのあらゆる措置を講じていることを示す唯一の確かな証拠となるのが、同連合の行動の呼びかけへの賛同である。この呼びかけは、繊維製品のサプライチェーンにおけるウイグル族やチュルク語族、イスラム主流派に対する人権侵害ヘの関与を完全に断つために必要なすべての措置を提示している。呼びかけへの署名により、各ブランドはコミットメントの順守を同連合が検証できるよう情報提供を約束する。